一般的な液面計で、上下のバルブと硝子管の構成になっています。
硝子管の外径が、φ18.5のN-10シリーズとφ15.5のN-5シリーズがあります。
液面計の中では、一番価格も安く低圧用ですが危険物などには使用できません。
上下バルブには、チェッキボール※1が装着され硝子管の破損時にタンク内の液が流出しない構造になっています。
N-10・N-5型の液面計の硝子管は、赤線入り硝子※2が標準仕様です。
材質は、炭素鋼・接液部 SUS304・316L・All304・PVC・P.P製などがあります。
特殊仕様の接液部テフロンコーティング施工などもあります。
※1 チェッキボールについて チェッキボールは、使用中に何らかの原因により硝子管が破損した場合にバルブ内のボールにより、液体の流出を避ける構造のことです。
流出限度量は、1分間に50㏄以下です。また、チャッキ弁ともいいます。
※2 赤線入り硝子に付いて 標準仕様として硝子管は赤線入りになっています。赤い線が硝子管の裏側にセットすると、液面部分が屈折作用において大きく見えます。
材質は、硬質硝子・PVC・アクリル・ポリカーボネート・PFAがあり、PFAのみ赤線入りではありません。
- 製品メリット
- 構造が簡単で軽量である。
- 赤線入りなので、液面が見やすい。
(PFAは除く)
- バルブにはチェックボールが装着され、ゲージ破損時には流体を緊急遮断できる。
- 液面計の中では、廉価版で価格が安く納期が早い。
- 製品デメリット
- 危険物タンクには使用できない。
- 消防法タンクには使用できない。
- 圧力のかかるタンクには使用できない。
- 大型タンクには不向きである。
製品オプションのご紹介
- 浮子玉(黒色・緑色・赤色など)
- スケール(目盛板)
- 保護網
- 内面テフロンコーティング施工
製品の詳細は日本計器ホームページへ 製品についてのお問い合わせはこちら
担当者コメント Comment:
シンガポール船籍の新造船建造内部での撮影をさせて頂きました。
水位を確認できるよう、大きなボイラーの上部の左右に弊社の商品を設置した事例です。
より安全で管理しやすい設計のために、クリンガー式水面計とマグネット式液面計の2種構成という新しいタイプでございます。
とくに、マグネット式液面計には下限水位警報のため、センサーを設けています。
お客様のニーズに合わせたご提案で、新しい”視る”をご提供いたします。